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占い師と猫
2022.11.30
「占いを仕事にするならば、猫(を含むペット)を飼ってはいけない」
算命学を習い始めた頃に恩師から言われた言葉がずっと心に引っかかっていました。
そのとき既に保護猫を二匹家に迎え入れていた私は
「それを聞く前に飼っていて良かった♪」
なんて考えなしの言葉を発し、恩師は呆れ顔でしたが、
「占いを仕事にするならば、猫(を含むペット)を飼ってはいけない」
という意味を私なりに考えてみるに
猫(を含むペット)は飼い主のエネルギーの変化にとても敏感で、飼い主が好ましくない気(エネルギー)をまとって家に帰ってくると(鑑定の後は往々にしてそういうこともありました)飼い主を助けようとして、そのあまり好ましくない気(エネルギー)を自分が引き受けてしまうことがあるからだと思っていました。
私としてもそれは困る。ニャンズに私の尻拭い(?)をさせるわけにはいかない!!
そう思い、自分の身は自分で守る方法や、猫に言い聞かせる方法等、対策はしています。
が!!真意は違うところにあったようです。
占者が家庭に犬猫鳥等のペットを飼うことがマイナスとされることの真意は
「ペットとの心の交流に多くに気(エネルギー)を消耗し、相談者に対しての気が乱れる」
からとの教えでした。
うーーん、、そうかな??
私はむしろ逆に捉えていて、猫との心の交流により直感や感性が鋭くなり、占者にとってはプラスの要素しかない気がしています。口に出しては言いませんでしたけど。
龍高星が強い私は、ついついそんな風に教えを白いまま受け取らず違う色に変えてしまう傾向があるのですが、
恩師は玉堂星の強い命式でいらっしゃるので、先師からの教えを忠実に守り、占いの仕事の為に大好きな猫を飼いたい気持ちを今でも心に納めていらっしゃるのだそうです。私にはできない。猫大事。
龍高星も玉堂星も習得本能の星ですが、
玉堂星は白いものを学んだら、それを更に純度の高い白さにして次世代に受け渡す。(緻密さ、繊細さ)
龍高星は白いものを学んでも、次世代に渡すときには赤や青になっている。(改良、改革、大胆さ)
という違いがあります。
私は玉堂星もあるので頭であれこれ考えがちですが、龍高星の傾向が強いので教わったことに対しても常に疑問を抱いて以前はそれをすぐ口にしてしまっていたので(鳳閣星)、恩師からお叱りを受けることが多々ありました。最近はインプットは玉堂星、アウトプットは龍高星、と使い分けるようにしています。
余談ですが、高尾学館の中村先生の著書に「高尾宗家も猫をかわいがっていらした」との記実があり親しみを感じたものです。