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Yes Man(映画)に見る東洋思想
2021.06.06
邦題「イエスマン ”YES” は人生のパスワード」
(2008年 イギリス/アメリカ製作・コメディ映画)
離婚を機に、何事に対しても後ろ向きな人生を送っていた主人公が、
友人に誘われたセミナーをきっかけに、“NO!” を封印してすべてを
肯定する生活を送っていたら人生が好転し始める、という内容の、
痛快?コメディ映画です。(非常にざっくりですが)
この映画の主人公の男性の設定年齢が定かではありませんが、
(30代後半にも見えます)離婚を機に生きる気力を失い堕落的に生きている
前半の様子からすると、設定年齢はもう少し若いのかもしれません。
(夢希望を持たず堕落的に生きていると大概年齢よりも疲れて見える)
算命学の観点で見ると、
20代は何にでもチャレンジして経験を積み体得していく時期
( ”イエスマン” を実行する時期)
30代に入ったら、体得した中から自分に必要なものを残し
不要なものを手放す、切り捨てる、取捨選択の時期
そして自分の行くべき道に邁進していく
40代に入ってもそれができていないと
(いつまでも自己確立ができず自分探しをしている、自分の宿命に逸れた道に進んでいる)
病気や事故などの形でお知らせがあります。
以下、ネタバレ含みます。
映画の中でも ”YES” を言い続けることで人生が好転し始めた主人公にも、
後半 “YES” を言い続けてきたことによる歪みが出てきます。
(取捨選択のタイミングを逃した)
主人公が、自分の心の声を自覚し、取捨選択した上での ”NO!” が言えるようになったとき、
本当の意味で彼の人生が好転し始めたように感じます。
もしも、40代に入って、お知らせ現象(病気、事故、物事がうまく進まない)があったり、
自分に何が合っているのか分からない、これからどうやって生きていこう、
と、もう一度思ったときは、“イエスマン” になることを少し意識してみるのもいいかもしれませんね。
※この場合の ”イエスマン” とは、人の言いなりになる “イエスマン” ではなく、
やったことのないことにもチャレンジしてみるという意味合いの “イエスマン” です。
“イエスマン” になることに限らず、何かうまくいかないな、と感じるときには
今までと行動を変えてみる
何か(行動でも物質でも)を手放してみる
ということも有用です。